ある日突然、糖尿病由来の心筋梗塞で倒れたオッサンが後悔からまとめた糖尿病との闘い方です。
健康診断でヘモグロビンA1cが11で糖尿病が発覚!即時入院を言い渡されました!
ある年の健康診断でヘモグロビンA1cが11との検査結果が出て、すぐに糖尿病内科を受信するように。
糖尿病内科を受診すると先生が開口一番「今すぐ入院してください!入院は2週間です。緊急を要します!」と。
突然そんなこと言われても突然会社を休むわけにもいかないので「2週間も会社を休んだらクビになってしまうので勘弁してください」というと
●栄養指導を受けて食事制限をすること
●今すぐにタバコを辞めること
を言い渡されました。
その時かみさんが「パパ。少しずつ本数減らしていこうね」と言った瞬間、先生が「奥さん!何を言ってるんですか!タバコはドロドロになった血液を血管に張り付かせる接着剤の役目をするんです!本数の問題ではなく1本でも吸ったら同じです!」と怒鳴りました。
いや、、本当に怒鳴られたんですよ。
つまりそのくらいタバコは糖尿病にはリスクが高すぎるものだということだと思いました。
食事制限より糖尿病に有効だと感じたのは1日30分の散歩
食事制限はけっこうつらいものですので運動との併用が良いと思いました。
色々と実験してみた結果、食事制限をするよりも食事は今までのままで一日30分散歩する方が血糖値が低かったです。
オッサンの場合、クルマ通勤だったので日ごろほとんど歩くことはありません。
電車通勤の人であればプラス30分と考えて散歩すると良いと思います。
ただ、だからといって食事制限をしなくて良いというわけではありませんので、併用と考えてください。
糖尿病の悪化を自分で感じ始めた体の現象
目がかすんで乱視のように。矢印信号が判別しにくくなる
糖尿病の合併症には色々とありますが、オッサンの場合、まず視力に影響が出ました。40歳を過ぎたころから老眼になっていたので近いものが見えなくなっているのは老眼の性だと思っていました。
「老眼が進んだな~!」と思っていたのですが、ある日、矢印信号がどっちに向いているか分かりにくくなっていることに気づきました。
「あれ?なんで矢印信号が見えないんだ??」
この現象は夜暗いところで、しかも目が疲れていると感じると現れてくる現象でしたが、だんだんと目が疲れるのが早くなっていきました。
そのために半年に一度は眼底検査を行う必要があります。
糖尿病が悪化してくると末梢神経が麻痺してくるー足首から下の痺れ
糖尿病の合併症のひとつに末梢神経の麻痺があります。
話にはよく聞くと思いますが、足を切断しなくてはならなくなるアレです。
オッサンの場合もいつからか足がしびれて感覚がなくなってきたことに気づくようになりました。
そしてついに心筋梗塞にー心筋梗塞と気づかなかった体の諸症状
入院の2週間前から血糖値が異常に上昇
入院の2週間~3週間ほど前から血糖値が異常に高くなりました。
それまでは平均して170くらいだったのが一気に370~380をキープするように。
インスリンの打ち忘れや薬の飲み忘れもなく、食事も特に変化がなかったのでなんで高いのか分かりませんでした。
猛烈な疲れと動機・息切れ
それにともなって体の疲れ方が物凄かったことと少し動いただけで動悸と息切れが激しくなってきました。
入院の当日昼間は数歩歩いただけで息切れがするほどでした。
激痛ではなかったが胸の痛みが続き背中も痛くなってきました
入院する数日前になると、胸の痛みを感じるようになってきました。
それは日に日に増えていき入院の当日になると一日中モヤモヤとした痛みを感じるようになっていました。
その日、本当は会社に泊まる予定でしたが、今日泊まると取り返しのつかないことになりそうな予感がしたので帰ることにしました。
家に帰って夕食を摂ろうとしましたが食欲がわかず、背中が痛くなってきたので息子にマッサージを頼みました。
すると背中の痛みと心臓の痛みがかなり和らいだところで昔TVでやっていたあることを思い出しました。
「背中が痛くてマッサージしてもらったらよくなったのでそのまま放置していたら心筋梗塞で倒れてしまいました」というものです。
もしかしたらオッサンも同じ状況なのかも・・・と思い、救急病院に行きました。
しばらくして診察室に呼ばれて症状を伝えるとベッドに横たわって欲しいといわれ、エコーで心臓を診てもらいました。
そこに映った心臓の動きは素人のオッサンでも普通でないことが分かるほど変な動きをしていました。、
普通であればドクンドクンと一定の動きをすると思いますが、その時エコーに映っていたオッサンの心臓はブルブルブルブルブルブルブルブル~~!と小刻みに震えていました。
その瞬間、先生が「え”っ!」といい、「え?なんかおかしいですか?」と聞くと「上の先生と相談してきます」とすぐに席を立ってしまいました。
少しして戻ってくると年配の先生が来て、またエコーを始めました。
するとすぐに「あ!これはダメだ!」と言い、最初の先生にすぐに準備するように指示していました。
目の前でそんなこと言われるとこっちも驚いてしまいます。
オッサン「何がどうしたんですか?」
上の先生「心筋梗塞をおこしていますので、緊急カテーテルを行います」
オッサン「え?今ですか?」
上の先生「大至急行わないと手遅れになります」
かみさんは目を大きく見開いて驚いていて声も出ない感じでした。
こちらが驚いているうちにストレッチャーが運ばれてきて「ここに寝てください」と。。
その後カテーテルは1時間半ほどで終了してECUに入りました。
ECUには一日いて一般病棟に移りましたが絶対安静とのことでトイレにも行けない状態でした。
退院までは1週間。
退院したらすぐに仕事に復帰でいるのかと思っていましたが、
「退院後2週間は自宅療養してください」といわれました。
自分ではすでにピンピンしているつもりだったのですが、入院中トイレまで歩いても息切れがするほど心臓は弱っていて入院中はもちろん、退院後も歩行のリハビリが必要でした。
今でも自転車に乗ったり歩いたりと、リハビリは続けています。
入院をしてみて何がいけなかったのか振り返ってみました
糖尿病を甘く見すぎていて日々の生活態度に問題大アリでした
最初に糖尿病内科にかかったのは13年ほど前のことですが、その時はそれほど大ごととしては捉えておらず、食事制限がとても辛かったことを覚えています。
食事制限というとともかくカロリーを減らそうとしがちですが、今まで暴食していたのにカロリーを落とせと言われてもそうそうできるものではありません。
今、振り返ってみるとどうすれば良かったのか見えてきました。
糖尿病の治療の第一歩「食事制限」の有効的な進め方
糖尿病の食事制限は実は年々辛くなります
大前提として年齢が高くなるにつれ基礎代謝は下がる一方なので同じ食事をしていても年々血糖値は高くなっていきます。そこに気づくまでオッサンの場合は何年もかかってしまいました。
「こんなに辛い食事制限をしているのになんで良くならないんだろう?」と。
正直、食事制限をすることに物凄いストレスを感じ、数値がどんどん悪くなってくることで先生にも怒鳴られるようになり、ついにその病院に通うことをやめてしまいました。
糖尿病の食事制限はカロリーより総量を抑えた方があとあと楽になります
これは闘病10年以上で実感したことですが、食事制限はまず胃を小さくすることから始めると、あとあと楽になります。
カロリーや塩分を抑えた食事というのは食べごたえがまったくなく、しかも量も少なくされてしまうため、かなりのストレスになります。
血糖値やA1cを低い値で維持するにはまずカロリーを抑える必要がありますがカロリーを抑えるためにカロリーの少ないものに変えるより同じもので総量を少しずつ減らしていった方が楽に糖質制限ができると思いました。
最初の量が100とすると最初に一週間は90に、次の一週間で80に・・・という具合です。
少しずつ量を晴らす分には胃が慣れてきますので慣れてきてその量で満足できるようなったら次の段階に映る方がストレスは少ないと思います。
オッサンの場合夕飯の白米を抜いていましたが、賛否両論あると思いますが白米は食べていた方が腹持ちがよく間食をしなくても満足感が続くので食べた方が良いと感じました。
これについては心筋梗塞で倒れたあと、先生にもバランスを崩さない方が良いと言われました。
家庭で作る糖尿病食には限界がある
糖尿病の診断をされると、まず最初に言われるのが食事制限です。糖尿病になった人のほとんどは過食によって血糖値が上昇したのだと思いますが、「食事制限できないから糖尿病になった」と言ってはばからないオッサンのように実践するのはなかなか難しいものです。それでも管理栄養士の栄養指導のもと、食事制限を行いました。
ただ、この食事制限、制限を受けるオッサンにとって苦痛であることはもちろん、ご飯を作ってくれる妻にとってもけっこう大変なものでした。
今までカロリーなんか気にして作ったことないのでいくら糖尿病向けの成分表を見ても正確にカロリー管理ができているかどうかが分からないわけです。
カロリーより難しいのは食塩管理だったと思います。
単に味の薄いものにすればいいというものではなく、味が薄い分コクやダシを増やさないと食事として成立しません。
オッサンとしては薄味でもいいからダシやコクのあるものを食べさせてほしいけど、作る側としてはそんな面倒なことはしたくない!と、単に塩分を少なくしただけのものを出してくるので、それこそいつも塩分の件で言い合いになってしまいます。
当時はあまり出回っていませんでしたが、今では糖尿病食のお弁当が数多く出ているので、そういうものを活用した方がお互いに良かったのかな・・・・と思います。
夫婦2人だけならまだしも子供がいると子供にはパワフルなものを食べさせなくてはならないしオッサンには味が薄くてローカロリーのものを作らなければならないのは、作る方としてもかなりのストレスだったのではないかと思います。
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